「この本、苦手やねん」と小学2年のAちゃん
他の子達が言っているのも良く耳にします。
「社会、苦手やねん」
「分数、苦手やねん」
確かに苦手な事って、何かとありますよね。でも、あえて声に出して、自分に聞かせる必要はないと思いませんか。
Aちゃんにも
「苦手じゃなくて、この本はまだ、2回目。
スラスラ読める本は、何回練習した?6回目だよね?
Aちゃんだったらこの本も、読めるようになるよ。」
と言ってみました。
すると
さっきまで、わからなーいと適当にページをめくっていたのが
お手本の読みをじーっと聞く姿勢に変わりました。
じーっと聞くと言える言葉が増えてきて、どんどん吸収していきます。
あるタイミングで、すっと背筋が伸びてスイッチが入る瞬間を感じました。
そうなると、難しいと感じた本でも、どんどん手に取って読んでいきます。
忘れ物も多かったり、気分がのらないと椅子にじっと座ってられなかったり、決して大人が期待するような優等生ではないAちゃん。でも、自分がやろうと思って、チャレンジし、それが出来ると、どの子よりも積極的に学び吸収していきます。きっと、根が素直なんですね。
気持ちの持ち方ひとつで、子どもの伸びはこんなに変わるんだという事実をAちゃんはいつも見せつけてくれます。